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肺炎は日本人の死亡原因の3位で、そのうち9割以上が75歳以上の高齢者となっています。また、誤嚥(唾液や食べ物が誤って肺に入る)が原因となる肺炎は70歳以上で7割を超えると言われています。
誤嚥性肺炎は細菌が唾液や胃液と一緒に肺に流れ込んで起こる病気です。誤嚥とは食べたり飲みこんだものが食道に入らずに気道に入ってしまうことを言います。
健康な状態であれば、咳き込むことで気管に入ったものを出すことができますが、吐き出す力が弱くなってしまうと、自分で出すことができません。そのため肺に入った菌が繁殖し、肺炎を引き起こします。
通常の肺炎は、発熱、咳、痰がでる、などですが、高齢者の場合、このような症状が出ないことがあります。
高齢者の場合は周りの人が、このような症状に注意しておくことが大切です。
肺炎の原因となる細菌を殺す抗菌薬で治療を行います。自力の呼吸が難しくなってくると酸素吸入が行われます。
予防には定期的な口腔ケアが有効と言えます。